流されない老舗商人のまち、小布施。
2011/10/28 金曜日 - 23:52:55 by ICHII県外調査2日目の午後は小布施町。3日目は安曇野市に伺って、帰岡しました。
小布施町の修景事業については、川向正人さんの「小布施 まちづくりの奇跡」(新潮新書)を読んで、強く興味を持っていたので、一度現地に行ってみたかった!のです。
その美しさは、写真でご覧ください。
副町長のお話を聞いて、なるほど、と思ったのは、
観光や経済との関係を尋ねたところ、
千曲川沿いの古くからの商業集積地なので、人の賑わいがあれば、情報が集まり、いずれ何かにつながる、と考えている。そういう老舗商人の哲学だ、
と答えられたこと。
そもそも、こんな独自の修景事業を考え、実行するのも、流されない老舗商人の哲学だと感じました。
複数の大学の研究所が町内に開設されていますが、これについても、短期的な成果を求めておらず、大学(生)の側の意欲に任せ、調査研究の結果や提案を活用する、という姿勢でした。
町に若者が少ないので、大学生が来てくれるのはいいことだ、というスタンスも同じです。
地方の、しかも小さな町だからこそ、流されない哲学が大切なのだ、と思います。