レタスで年に平均2500万売り上げる川上村

2011 年 10 月 27 日 - 11:47 PM by ICHII

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レタスで年に平均2500万売り上げる川上村いっちょの道

県外調査2日目。

午前中は川上村に伺いました。
高原野菜で有名で、特にレタスの生産量は日本一です。

レタスを作り始めたのは、朝鮮戦争がきっかけ。
アメリカ軍の重要な食料であるサラダの材料として、川上村がレタスの産地に選ばれたのです。アメリカ軍の指導の下、生産を始め、高値で売れたそうです。
朝鮮戦争後も、日本の食文化が西洋化しているから有望、と考え、しかも、これといった産業のない村ではレタスしかない!と、一丸となってがんばった。このがんばりが、農地の拡大や、1k㎡メッシュの天気予報を全国に先駆けて導入したり、毎夕その日の市況情報を村内に放送するなど、先進的なものでした。

その甲斐あって、今や、年に平均2500万円を売り上げる村になりました!
600戸の農家で、年間30億円以上の農業所得をたたき出しています。すごい・・・。

最盛期は、早い人は午前0時から収穫を始め、途中、朝食をとって昼間で収穫や出荷を続け、午後2時間ほど昼寝したらまた続けて、日に15時間くらいは働くそうで、夏場は本当にしんどい仕事だそうです。
その代わり、冬は農閑期で、のんびりと好きなことをして過ごすので、文化センターや図書館は大盛況。

どの農家も若い人が後を継ぐので、毎年、20人から30人の新規就農があります。耕作放棄地はゼロだし、後継ぎはたくさんいるし、で、全く新しい人が始めるのは難しいようです。

今でも、新たな販路として輸出に取り組んだり、プロ野球のナイターやサッカーの試合の冠スポンサーをしたり、渋谷や新宿の交差点のオーロラビジョンでのCM、キューピーとタイアップしたマヨネーズとセットでの販売促進など、本当にさまざまな努力と工夫を続けておられ、それもさすが、素晴らしいことだなぁ、と思いました。

まさに、農業が産業として成り立っていることをまざまざと見せられ、学ぶものがとてもたくさんありました。
岡山でも、農業を若い人たちが帰ってきて働く仕事にしたいです!

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