今日は、行財政改革・道州制等特別委員会でした。
自民党の代表質問で財政構造改革プランの効果や取り組みが取り上げられて、答弁の内容がちょっと気になっていたところ、今日の委員会で「行財政構造改革の効果額について」説明がありました。
気になるところを聞いてみようと思って、一昨年の資料を引っ張り出して委員会に持っていっていたので、配布された資料と見比べながら、質問。
一つは、歳入の確保が、目標額140億円に対して、昨年度2億円、今年度当初予算まで含めても5億円。
こんなに少ない理由や、どうやって目標を達成するのか、を聞きました。
これは、
収税率が十分伸びていないことと、
退職金のための「退職手当債」の発行額を90億と見込んでいるが、その分の発行が来年度と再来年度なので、まだ入っていないこと(それとは別に今年も発行しているという辺りがややこしいですが)
が原因だそうです。
今後、収税率を目標の98%に上げ、退職手当債を発行し、場合によっては、現在ある森づくり県民税や産業廃棄物処理税の使途を拡大したり、新たな税を創設したりすることで目標達成する、とのことでした。
もう一つは、「臨時的な歳入確保」というのが、昨年度34億円、今年度当初予算で12億円。
この中身は何ですか?と質問しました。
土地の売却(10億と7億弱)、特定目的基金の整理(24億)や、整理の結果戻ってくるお金(市町村振興基金の市町村への貸し付け6億弱)とのことでした。
細かいことですが、土地の売却や基金の整理は、歳入確保の目標額(140億円のうち、退職手当債90億を除く50億)に含まれていると思っていたのですが、そうではなかった、ということが分かりました。
岡山県財政構造改革プランの22ページを見ていただくと、「県有財産の売却等」というところが、他の項目と違う色になっています。それは、50億円の中に入っていないからだそうです。
確かに、土地を売ったり、基金を整理したり(埋蔵金?!)というのは、その年だけの歳入なので、恒常的な「効果額」には入らないですね・・。
でも、ぱっと見には、ちょっと分かりづらいんじゃないかな?
代表質問への答弁で使われていた表現(「累計」)についても、県民の皆さんに分かりにくい(少し不正確ではないか)という意見を述べたのですが、財政は大事な問題だし、難しいだけに、分かりやすく伝える努力をしていただきたいと、改めて思いました。