10時から本会議。一般質問も最終日です。
私自身も含め、この度の台風12号を取り上げる質問が続きました。
第3次おかやま夢づくりプラン(仮称)素案についても。
自分の質問については、災害対策や在宅ワークの拡大は、よい(前向きな)答弁をもらったと思います。
ちょっとこだわったのは、「政策」と「歳入の落ち込み」。
「政策」というのは、県民の皆さんの幸せを実現するにはどうしたらいいか、という大きな方針だと思います。それを実現するために、県庁が実際に行う具体的なものが施策や事業。
それなのに、総務委員会の新しい行政評価制度の説明の中で、(前に書きかけていたのですが、)
県の一部の施策や事業(夢づくりプランに入っていないもの)は政策に基づいていない、
という説明があったので、「それはおかしい!」と思い、知事の考えを質問したのです。
知事の答えは、県の施策や事業は全て政策に基づいています、というもの。
OK!
重ねて、そうであるなら、新しい行政評価制度においても、全て政策を明らかにして、評価もしてください、という再質問したら、
必要に応じてそうする、と答えていただきました!よし!
「歳入の落ち込み」は、どういうことかというと、
岡山県は、来年までの4年間で約50億もの歳入確保を目標にしています。
が、今年度当初の時点で、6億しかできていません。
(ネーミングライツとか、県庁や図書館、総合グランドや空港の駐車場の有料化とか、いろいろやっているのですが・・。)
残り44億の内、県税の収入率を98%に上げることで20億、新しい税を県独自に導入することで20億、という計画でした。
が、県税の収入率は96%から上がらないし、税については議論もしていません。
これでは最終年度である来年になっても、40億の歳入は確保できそうにありません。
つまり、来年以降、毎年、歳入が、計画より40億不足する。
そうなると、どうなるか。
県の収支=歳入ー歳出 なので、
歳入がマイナス40億になれば、収支もマイナス40億、
ですよね?
今後の収支見通しは、来年がプラス35億、再来年はマイナス38億で、マイナス15億、マイナス40億、と続きます。
これがさらにマイナス40億・・。来年だとマイナス75億です・・。
6年後にはプラス20億に転じる見通しでしたが、マイナス40億すると、マイナス20億に転落・・。
というわけで、かなり厳しい状況じゃないですか?
という質問です。
これは納得できる答弁はいただけませんでした。
知事は3年前に、絶対に目標達成する!と断言されていたのに・・(涙)。
引き続き、心配です。約束は、守ってほしいな・・。
最後に取り上げたのが、グローバル人材の育成と英語教育。
・中学・高校と6年も勉強して英語がしゃべれない!を変えたい。間違えてもいいから通じる英語を。
・英語は手段なので、人間の中身が大事。日本、岡山をよく知り、伝統や文化を愛する心を育てたい。
(新渡戸稲造は、英語で「武士道」を書いたんですよ!)
・自らを知ることで他人や他の地域・国を理解できる。他の人とチームをつくって一緒にチームワークできる能力をもった子ども、人材を育てたい。
という思いを訴えました。
うれしかったのは、議場から「そうじゃ!」「その通り!」と声をいただいたこと。
知事からも、壇を降りた時に、席から「まったく同感です!」と言っていただきました。
自席に戻る途中にも、「very good!」と英語で声をかけていただいたり。
教育やふるさとを愛する心については、みんな同じ思いなんだ!