2007/10

県外調査2日目

2007/10/31 水曜日 - 23:09:38 by ICHII

子ども応援特別委員会県外調査2日目は、京都府の子育て支援施策の概要説明からスタート。

京都府庁 ←美しい京都府庁

企業の取り組みをどう進めるか、など、子育て支援の課題は共通しているのだなあ、という印象。しかし、医療助成を中学入学前までに拡充して通院の負担金も一部引き下げるなど、やっぱりお金があるところはいいな~。

面白かったのは、そうは言っても財源確保やその前提としての施策の評価や優先づけが必要だとして、「子育て支援財政検討会」を設けていること。府民に負担を求めるためには理解を得なければならない、という考えに立って検討を始めていて、こういうのは大事ですよね。

 京都府議会 ←府議会の委員会室で説明を受けたので、帰りがけに議場をこっそりのぞいてみました。岡山県議会とは違った雰囲気。

急いで昼食を食べてから、東京へ移動。次の視察先は東京都児童相談センターです。

ここでは説明だけでなく、施設内を見学させていただきました。

東京都児童相談センター電話相談室 ←電話相談の部屋。ブースになっています。

普通は見学できない一時保護所にも入れていただくなど、現場をしっかり見ることができました。

特徴的なのは治療指導事業をやっていて、通所や宿泊による指導・治療の施設があること。その他全体的に、財政豊かな大都市東京だなぁ、という感じでした。

子ども応援特別委員会県外調査1日目

2007/10/30 火曜日 - 23:33:24 by ICHII

子ども応援特別委員会の県外調査の初日です。全体では2泊3日。

まず京都府総合教育センターを視察。いじめの問題を中心に伺いました。

私は、地域と学校の連携の取り組み(心の教育連絡会議)と、先生たちに対する研修について質問しました。尋ねてみると、研修には全員が年に1回以上は参加するようになっているとのことだったので、それは逆に言えば現場から不在になったりより忙しくなることにつながるのではないか、成果の検証はできているのか、を聞きました。出前講座を増やしたり、研修後に記名アンケートをとって学校長に返して評価に活かすようにしているなどの答えでした。時間があればもっと突っ込んでみたいところでしたが・・。

続いて京都府京都児童相談所へ。特に虐待の問題について話していただきました。約1年前に管内の長岡京市でネグレクトによる死亡事件(餓死)があり、検証委員会の提言を受けて対策を進めているそうです。大幅な増員もされていました。

ここでは、増員の基準、総務・企画職員配置の考え方、政令市である京都市の児童相談所との関係など、機構・運営的なことを質問しました。岡山でも、そういう観点で児童相談所を見直していくことが必要だと考えています。

京都府は財政状況がよいこともあって、教育や虐待対策に思い切った予算増をして人を配置していると感じました。ちょっと羨ましい・・・。