「文化経済自立都市」をめざす飯田市
2011 年 10 月 26 日 - 11:56 PM by ICHII
地域振興・観光・金融・雇用対策特別委員会の県外調査、初日。
長野県飯田市に伺いました。
到着してすぐに、りんごの木を核にした中心市街地や、
市内を回る電気バス(無料!)に乗る保育園の子どもたちの姿を目にしました。
飯田市では、
大都市に人口が偏っている中で人口が減っていくのだから、これまでのように、都市のお金を地方に再配分する、というしくみはもう無理だ!
という認識の基で、持続可能な地域づくりに取り組んでおられます。(深く、同感!)
定住自立圏による地域医療の確保もすぐれた取り組みでしたが、
毎年つくる「地域経済活性化プログラム」もすごい。
地域の経済自立度を上げよう!という高い目標をもって、たくさんのプロジェクトを行っています。
食農、航空宇宙、環境の地域産業クラスターからは、特産の市田柿の皮むき機やLED防犯灯の開発など、それぞれに成果が生まれています。
行政と民間がスクラムを組んで現場で企画し、実行するために、行政の部署の事務所を関係する現場に置いたり、一緒に行動して総力をあげるように、関係団体との合同事務所をつくったり、
スタートアップの補助金と、銀行などの融資の間をつなぐ政策金融を市で行うための金融政策室を設置したり、
と、興味深い取り組みもされています。
この辺は、時間がなくて詳しく聞けなかったので、改めて調べたいと思っています。