県議会総務委員会
2011 年 10 月 14 日 - 11:21 PM by ICHII
10時から、総務委員会。
今回も、防災関係が議論の中心となりました。岡山県地震・津波対策専門委員会等の検討状況と、台風第12号への対応に関する検証会議についてです。
地震・津波対策については、
・災害医療体制の整備に関して、東日本大震災では、応急よりむしろ慢性疾患や要介護度の悪化が大きな問題になったことを踏まえ、そういった課題への対応も必要ではないか。
・委員の方から、福祉避難所に関して、精神や難病など県の役割も明確に書き込んではどうか、避難支援に加え、生活再建支援の体制作りがポイント、といった指摘があったが、ぜひ取り組むべきではないか。
という質問をしました。
1点目は、担当部局へ伝える。
2点目は、県の新たな役割も踏まえ、今後検討していく。
との答弁でした。しっかり取り組んでほしいです。
台風第12号への対応に関しては、
・今回、広範囲に避難勧告等が出され、県からは勧告等に比べて実際の避難者が少なかったことの検証や改善が要請されているが、実際に全員が避難したら、収容できないという問題もある。現実に災害時に避難者をどう受け入れていくのか、の検証や改善も必要ではないか。
・岡山市から県有施設の避難所指定への協力要請があったが、県の施設が避難所になった場合の県の関わり方について検討が必要ではないか。
といったことを尋ねました。
1点目は、市には、そういったことも含めて検討をお願いしている、という答弁でしたが、
2点目は、市町村の方で運営等の検討をしている、というようなことだったので、
県は鍵を開けるだけで、後は市町村にお任せ、というわけにはいかないのではないか?しっかり検討してほしい、とお願いしました。
その他、生命保険年金の二重課税の返還(法律では5年以内分しか還付されないので、それを超えて10年までの所得税を返します)や、
岡山県子ども・若者育成支援計画(仮称)素案についても報告がありました。
子ども・若者の支援は、重要な問題です。
現在の各種の施策ではカバーできていないことをどうするか、
従来の「健全育成」ではない新たな視点での取り組みに変えていけるか、
当事者参画をどう確保していくか、
といった課題にも、取り組んでもらいたいな・・。