本年最初の総務委員会。
まずは、来年度当初予算要求内容の説明。
当初予算「要求」というのは、国で言えば年末に出る財務省原案みたいなもの。
国でも、従来なら各大臣による復活折衝、この度は重要課題推進枠の配分先を首相が決定して、閣議決定を経て政府案が発表され、通常国会に提出されたわけですが、
県では議会常任委員会での議論や各党折衝などを踏まえた知事査定が行われて、予算案がまとまり、2月議会に提出されます。
今日は説明だけで、質疑は次回に行うので、続いて「岡山県緊急経済・雇用対策本部」の取組状況等について。
対応が遅い、現場の課題に即した対策ができていない、市町村との連携が足りない、など、厳しい意見が続きました。
私は、財政構造改革初年度となる厳しい来年度予算を考えながら、経済・雇用対策として県がやるべきことやできることは何なのか、どういう効果を考えているのか、がきちんと示されていないのが問題の本質だと思います。
来週にも臨時議会を開いて補正予算を組むとのことです。
緊急対策なので迅速な決定は必要ですが、意味のある対策になるよう議論することも議会の役割。
明日の議会運営委員会では、そういった点も含めて臨時議会の内容を決めていただきたいです。
道州制講演会の開催についての報告に対しても、意見が続出しました。
さらなる市町村合併を前提とした道州制論を一方的に推進すべきではない、という考えには私も賛成です。中山間地域や離島の問題を抜きに道州制を語るべきではありません。
武田委員が提案された、町村会と共催して「町村から見た道州制」シンポジウムを開く、というのは、ナイス・アイディア!
様々な視点から道州制を議論することが真の気運の醸成につながるのだと思います。
倉敷チボリ公園事業についても議論がありました。
私が気になるのは社員やアルバイトの皆さんの再就職。求人数は十分あるのに、正社員で半分くらいしか決まっていないのはなぜ?もう少し調べてみたいと思います。
最後に、消防防災ヘリコプターの納期遅延問題。
県が遅延金を徴収することを決めた、との報告がありました。請求する期間とそれに基づく金額は、納品されてから決まります。
が、この納期がどこを指すのか、が問題になりました。
ヘリコプターが画像転送システムを設置できる状態になった時点なのか、システムを搭載して納品された時点なのか。
というのが、システムは別の会社が作ってヘリに搭載することになっているのですが、当初の契約では、システムも搭載して今年度内に納品、ということになっていたのです。
この問題について、委員会を臨時で開催してほしい、との要望も出ましたので、もう少し突っ込んだ議論ができそうです。
今年も議論百出の総務委員会になりそうです!