2008/06/06

郵便局の現場

2008/06/06 金曜日 - 23:22:45 by ICHII

今日も現場へGo!

民営化後の郵便局の現場を見せていただく、ということで、日生郵便局・集配センターと頭島郵便局を訪問しました。

かわいい頭島郵便局 ←頭島の郵便局は築70年。船に乗って行きました。

朝、統括センターから集配センターに郵便物が届くところから見せていただきました。ある程度機械で分けられたものが届きますが、機械では対応できなかったものは、手で区分していきます。

配達の順に並べる作業も含め、一段落したところで朝礼。郵便局の方も、朝の準備をして、朝礼をし、業務に入っていきます。

民営化に伴い、窓口業務や保険・貯金の外務を行う郵便局会社と、区分・集配を行う郵便事業会社は、別の会社になりました。

だから、日生の郵便局舎の中には2つの会社が入っていて、それぞれの仕事をしています。あまり大きな建物ではないので、更衣・休憩室など共有部分もありますが、基本的には壁で仕切られてセキュリティも厳しくかかっています。

業務のやり方も大きく変わり、職員さんたちの苦労も色々ありますが、「一番迷惑がかかっているのはお客さんじゃないですかね・・」。

お客さんから見れば、郵便局は郵便局であって、会社が別なんてことは関係ないし、そもそもそんなことを知らない人も多い。だから、これまでは郵便局の窓口に行けば用事が全てまとめて済んでいたのに、別の会社の用事は「会社が違うので」とやってもらえないのがなぜなのか、理解できない。

サービス向上のためにはワンストップ化するのが流れなのに、なぜか逆行しています。

郵便局会社や集配センターは時間外窓口を持たないので、以前より利用できる時間が短くなり、土日は窓口が閉まるようになったのもサービスとしては低下。

そんなこともあるようです。

頭島では、農協や漁協、信用金庫などの金融機関は無人化し、郵便局だけが残っています。

民営化して半年。最初のスタートの大変な山を乗り越えて、これからどうやって様々な改善をしていくか、という時期です。地域の大事な資源である「郵便局」のあり方について、色々な視点から考えていかなければ。