総務委員会など

2008 年 10 月 24 日 - 11:06 PM by ICHII

今日は総務委員会。

試験研究機関の外部評価結果について報告がありました。
私からは、
これはそもそも、財政危機宣言より前から行うことになっていたものなので、財政構造改革プランとの関係はどうなのか、
ということと、
県の試験研究機関のあり方については、例えば知的財産権の問題や集約化など、特有の課題があるが、議論の場を設けるべきではないか、
という質問をしました。

県の答えは、
財政状況も一定程度入れて評価している、
別途の場を設ける予定はない、
というもの。

改めて、この際、他県との連携や企業との共同研究のあり方なども含めて、十分に議論をすべきだ、と強調しました。

それから、先日からこのブログでも取り上げている、国庫補助金の「不正」経理問題についても質問しました。
出先機関で組織ぐるみで行うようなケースも想定されるが、防ぐシステムはあるのか、
補助金の要綱のグレーゾーン部分についてはどう考えるのか、
を尋ねたところ、
15年くらい前に「カラ出張」問題が起きた際にシステムを見直し、厳重な二重チェック体制ができている、
報道が先行しているので、何が「クロ」なのか、11月に予定されている会計検査院の正式発表を待って対応したい、
との答弁。

補助金制度自体の問題を、県としても知事会など地方としても、国に対して強く言うべきではないか、
県としての県民への説明など、迅速な対応をすべきではないか、
という提案に対しては、
まだ知事会で動きがない、
必要なら考える、
という感じで、
うーむ、自ら素早く行動してほしい、ということを言ったんだけどな・・。

決算特別委員会など

2008 年 10 月 23 日 - 11:05 PM by ICHII

今日は、9時から障害福祉課にお邪魔してヒアリング。

10時半から決算特別委員会。生活環境部の審査です。
生活交通支援や公の施設の運営について、県はもっと目的意識をもって取り組むべきではないか、という民間的見地からの意見が出ました。
農薬の空中散布の人体への影響調査や、ごみ処理広域化の問題など、私自身も課題としてきた環境問題も取り上げられ、賛成!と思いながら聞きました。

午後は、県議有志の勉強会で、公の施設の見直しについて、どのようにとりまとめていくかを打ち合わせ。

15時半からもう1件ヒアリング。観光物産課。

暗くなってから津村啓介事務所に行って総選挙準備。

最近はこんなパターンの日程が多いです。

「不正経理」問題 つづき

2008 年 10 月 22 日 - 11:06 PM by ICHII

国庫補助金「不正経理」の報道が続いていますが、マスコミは、問題の本質を突いていない、と思います。
県の関連部署のヒアリングをいくつか行っていますが、改めてその感を強くしています。

補助金制度自体の問題点や、国の担当省庁との関係について触れずに、この件を正しく伝えることはできないはずです。
補助金の使途が、実態に合わないほど事細かに決まっていること、
分からないことがあれば、県は担当省庁に尋ねているし、事業の報告をして国のチェックを受けてからでないと補助金は確定しないので、担当省庁のお墨付きはもらっていること、
補助金の交付決定の時期をはじめ、国の都合で進むスケジュールに振り回されて、不自然な執行を余儀なくされることが多いこと、
単年度予算主義の下で、使い残しや繰り越しが簡単には認められず、年度末に予算執行が集中すること、
などなど、多くの問題があります。

細かい補助金要綱の解釈のグレーゾーンは、おそらくどこの県にもあるでしょう。
担当省庁と会計検査院の解釈の違いもあります。
そのどこまでが制度内で許される範囲なのか、補助金制度自体や国の都合に合わせる執行の問題点をどうするのか、真に効率的な税金の使い方はどうあるべきなのか、などをきちんと考える必要があると思います。

加えて、会計検査院がまだ発表していない調査の情報が、なぜ、今、この時期に、詳細に報道されているのか、についても不審を抱いています。
誰が何の意図で、か分かりませんが、自治体いじめにしかならないようなことはやめてほしいです。

もちろん、裏金や横領は許されません。
しかし、問題の本質を見極めた報道をしていただきたいと思うし、県もしっかり声をあげるべきです。

写真が・・

2008 年 10 月 21 日 - 11:55 PM by ICHII

最近、このブログに写真がないなー、とお思いの方。鋭いです。
ソフトのバージョンアップに伴い、写真を掲載できなくなってしまいました・・。

正確には、対応するブラウザを入れればいいんだけど、できてなくて。

写真で見てもらいたいものもたくさんあるので、早めに何とかしたいと思ってます。
しばらくお待ちくださいませ。

「不正経理」問題

2008 年 10 月 20 日 - 11:30 PM by ICHII

先週末から報道されている、都道府県の「国庫補助金不正経理」問題。
会計検査院が12道府県で調査してみたら全てで「不正経理」があり、他の都府県も調査する、とのこと。
岡山県は大丈夫かな、と思った方も多いのではないでしょうか。

私も、県の関係部署の方々はお休みを返上して対応を検討されているのかな・・などと思いながら、週明けの今日、さっそく、県としての今後の対応などについて尋ねてみたのですが、どうも、現時点では特にないようです。うーむ。

理由の第一は、おそらく、岡山県ではそんな不正はないから、のようであり、そうであるならばいいことなのですが、しかし!
やっぱり、「この件に関する県としての対応」はあるべきだと思います。

これは、県の危機管理の問題です。
第一報から大きく扱われ、関連報道も続いています。自分の県はどうなんだろうか、という県民の皆さんの思いが強まるのは当然だし、応える必要があるでしょう。
今後、岡山県も調査を受ける可能性がありますし、官房長官や国土交通省次官は会見で返還などの厳正対処に言及しています。必要なら自ら調査して結果を明らかにすべきです。
「不正はない」のであれば、それをしっかりアピールすることも大事です。特に財政危機を宣言している中で、県に対する信頼が揺らぐようなことがあっては、財政構造改革を進めるのが難しくなります。
国庫補助金を扱っている担当部署任せではない、県としての対応を考えてほしいと思います。

ちなみに、ちょこっと検索してみた限りでは、本日、秋田県と佐賀市が、自ら全庁調査を行うと発表しています。ナイス!

「不正経理」そのものについても、課題や思うことはあるのですが、長くなるのでまたにします。


ということで、再開しました。
1週間分くらいまとめアップしてみた↓ので、読んでやってくださいませ。

総選挙に向けて

2008 年 10 月 19 日 - 11:19 PM by ICHII

津村啓介選対として、11月総選挙に照準を合わせることを確認。
10月中にやるべきことを整理し、11月(解散後)の行動の柱を立て、メリハリのある活動を展開することにしました。

国民の間に総選挙で政権を選びたいという気運が高まっている時に、それを打ち消すようなことをするのは民主主義の否定です。
政治参加を進め、その結果に従うのは政治家として当然のこと。

岡山2区は厳しい戦いだと考えていますが、結果を出すべくがんばります。

再会、再開

2008 年 10 月 18 日 - 11:57 PM by ICHII

5年くらい前に文化関係で一緒に活動していた人たちと、ふとしたきっかけで集まることに。
変化と変わらないところを確かめるような、でも同窓会的な気安さもあって、ちょっと不思議な感じでした。

当時、自分の時間の相当部分や大量の情熱をつぎ込んでやっていたことから、今は離れていたり、仕事も変わっていたりするんだけど、芯の思いはまだ自分の中にあり、大事だと思ってる。
それを開いていきたいなーと思いながら、また会おうと約束しました。

決算特別委員会など

2008 年 10 月 17 日 - 11:00 PM by ICHII

今日は決算特別委員会。保健福祉部の審査です。
色々な意見が出ましたが、負担金の行き先がいわゆる天下りの高給になっていないか、という質問に対して、拠出先団体の決算を精査し、ムダがあれば削減を申し出ていく、という答弁が部長からありました。
また、広域水道企業団について、将来的に経営が厳しくなる認識がある、との答弁がありました。

委員会の前にも1件ヒアリングをしたのですが、午後からは県議有志の勉強会によるヒアリング第2弾。13時から始めて、4件連続。終わったら17時半でした・・。

現場に足を運んだり、担当課の話を聞いたり、他の議員の意見を聞いたり議論したり、今週はずいぶん公の施設についての理解が深まりました。
勉強会としても、自分なりにも、問題点を整理してまとめていきたいと考えています。

市町村の思い

2008 年 10 月 16 日 - 11:16 PM by ICHII

民主・県民クラブ1年生議員で、財政構造改革プランに対する市長会の対応の勉強会をしました。

これまでの経緯に関わるもの、県がやめると施策が後退するもの、財政負担の問題、十分な説明を求めるもの・・。
様々ありますが、県と市町村それぞれの役割や役割分担が問われている、と改めて感じました。

市長会の意見にも「県の考える『一定の成果』とはどの程度のことか明らかにしてください」「市町村に委ねるとしている『住民に身近な事務事業』の定義、基本的な考え方を明示してください」とあります。
県の財政構造改革を、県と市町村のこれからのあり方を考える契機にしなければ、単なる県の負担軽減策だとの批判を免れることはできないと思います。
もっと議論を深めていかなくては!

総務委員会など

2008 年 10 月 15 日 - 11:02 PM by ICHII

今日は総務委員会がありました。

メインは、財政構造改革プラン(素案)に対するパブリックコメントや団体等からの要望。
各委員の意見が、なんとなく、どのくらい要望を受け入れて削減額を減らす(戻す)のか、という雰囲気になってきたので、
1)削減の意見はなかったのか
2)要望を受け入れるとしたら新たな削減をすることでプランの枠を守らないのか
と質問したところ、
1)総論や人件費削減が少しあったくらい
2)論理的にはありうるが実態としては難しい
という答えでした。うーむ。

合わせて、プランをまとめる際には、これらの要望に対してどう判断したかを示すべきだ、という質問もしました。「できる限り」という答弁でしたが、意見を求めた以上、それに対する対応は明らかにする必要があると思います。

市場公募債の発行と岡山県の格付けの更新についても報告がありました。
格付けはAA↑を維持したのですが、その理由を見ると、税収基盤が厚みを増す方向にあることと、財政構造改革によって中期的に信用力が改善していく可能性が高いことが挙げられており、その前段には「行財政改革の進展や収支動向には注視する必要があるものの」と書かれているのです。
そこで、税収の減や財政構造改革の後退があれば、格付けの見直しや個々の債務(例えば発行しようとしている市場公募債)の格付けの低下があるのではないか、それに伴う利率の上昇リスクはどうか、と質問しました。当然ですが、いずれも「ある」との答弁でした。
税収が減ることは首相も言われているように明らかですし、事業削減を「戻す」ことで財政構造改革が進まなくなることが市場からどう評価されるのか、という意識は持つ必要があると思います。

午後は、県議有志の勉強会によるヒアリング4件。
公の施設について、昨日の現地調査で得た問題意識もぶつけながら、各課からお話を伺い、議論しました。

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