総務委員会など
2008 年 10 月 15 日 - 11:02 PM by ICHII
今日は総務委員会がありました。
メインは、財政構造改革プラン(素案)に対するパブリックコメントや団体等からの要望。
各委員の意見が、なんとなく、どのくらい要望を受け入れて削減額を減らす(戻す)のか、という雰囲気になってきたので、
1)削減の意見はなかったのか
2)要望を受け入れるとしたら新たな削減をすることでプランの枠を守らないのか
と質問したところ、
1)総論や人件費削減が少しあったくらい
2)論理的にはありうるが実態としては難しい
という答えでした。うーむ。
合わせて、プランをまとめる際には、これらの要望に対してどう判断したかを示すべきだ、という質問もしました。「できる限り」という答弁でしたが、意見を求めた以上、それに対する対応は明らかにする必要があると思います。
市場公募債の発行と岡山県の格付けの更新についても報告がありました。
格付けはAA↑を維持したのですが、その理由を見ると、税収基盤が厚みを増す方向にあることと、財政構造改革によって中期的に信用力が改善していく可能性が高いことが挙げられており、その前段には「行財政改革の進展や収支動向には注視する必要があるものの」と書かれているのです。
そこで、税収の減や財政構造改革の後退があれば、格付けの見直しや個々の債務(例えば発行しようとしている市場公募債)の格付けの低下があるのではないか、それに伴う利率の上昇リスクはどうか、と質問しました。当然ですが、いずれも「ある」との答弁でした。
税収が減ることは首相も言われているように明らかですし、事業削減を「戻す」ことで財政構造改革が進まなくなることが市場からどう評価されるのか、という意識は持つ必要があると思います。
午後は、県議有志の勉強会によるヒアリング4件。
公の施設について、昨日の現地調査で得た問題意識もぶつけながら、各課からお話を伺い、議論しました。