2008/01/30

吉備の里・保健福祉のむら見学

2008/01/30 水曜日 - 23:10:43 by ICHII

県の福祉の現場に行こう!というわけで、吉備中央町にある「吉備の里」と「保健福祉のむら事業団」の施設を見学させていただきました。

障害を持った人たちの自立を支援する、就労や生活の訓練や実際の就業・生活のための様々な施設があります。

吉備の里就労センター ←岡山県吉備の里就労センター。1日5万本の貸おしぼり加工(クリーニング、包装)を行っています。

障害者就労センター←県内のたくさんの施設の商品を扱っていますが、ショップも増え、売上は下がり気味。

事業開始当時からの利用者層や発注元企業の変化、「自立支援」「工賃倍増」についての課題など、現場の声も聞かせていただきました。

通常の経済社会では、ミスのない仕事をして、予定通りに働くのはもちろん、状況に応じて残業もできる人が求められます。それは大事なことだけど、突き詰めていくと、障害を持った人や妊娠している人、子育てをしている人は「使えない」ということになるし、働くことのストレスがすごく強くなる。

「自立支援」がリアリティのあるものになるためには、社会の考え方、構造が変わらなければならないのだなぁ、と改めて実感しました。

大きな話だけではなく、働く人の相談に乗ったり企業をサポートしたりして間をつなぐコーディネーターの制度化など、具体的な施策も必要です。

先日来の勉強会の中で、障害者雇用についても労政・雇用課からレクチャーを受けましたが、現場を見て考えさせられることも多く、引き続き、こういうフィードバックを重ねながら取り組んでいこうと思います!