財政と県の「やりたい」ことと
2011/11/14 月曜日 - 23:05:07 by ICHII10時から総務委員会。
11月補正予算の協議額が示されました。
総額51億3500万円。
その内、緊急防災・災害対策分が55億4100万円で、内数の方が大きいという、見た目、不思議な予算なのですが、これは、国の補助金等の金額が確定して、それに合わせて減らす分の方が大きいから。
災害復旧は必要な事業ですが、国の補正予算もあり、財政規律がどうなっているのか、気になるところです。公共事業の地方負担額が枠内に収まっているのかどうか尋ねましたが、若干上回った、との答弁・・。
第3次おかやま夢づくりプランの修正案も出されました。
これも、全て実行したら相当な財政負担が予想されますが、どのくらいの事業費を想定しているのか、は示されていません。
しかも、かなり具体的な新規事業も書かれているので、こういうものも含めて、実行についてどう考えているのか聞きました。
答弁は、毎年の予算編成過程の中で検討する、というもの。今回の修正案で新しく加えられた「岡山モデル」もプラン全体も、同じく、「やりたい」という思いで書いたもの、だそうです。
うーむ・・。「思い」ですか・・。
財政危機宣言を出し、取り組んできた財政構造改革もまだ終わらない中で、財政的な裏付けのない「やりたい」という「思い」だけでは、プランの実現はおぼつかない感じがします。
書いてある中から出来ることをする、のでは、メニューみたいです・・。
台風第12号への対応に関する検証会議(第2回)についての報告もありました。
避難勧告や指示の周知などについては検討されたようでしたが、そもそも広範囲に被害が出た場合に、住民を十分に受け入れられるだけの避難所スペースがあるのか、前回に続いて尋ねたのですが、今回も議論しなかったとのこと。
私立大学や民間の管理地、県有施設などを避難場所・避難所にする取り組みは進んでいるようですが、その際の課題や役割・責任の分担の整理も、併せて行ってほしい、と、これも何度目かになりますが、意見を述べました。
防災は、県民の皆さんの生命や財産を守る、大事な施策です。
気になる課題は、何度でも言い続けようと思います。