琉球政府の立法院だった沖縄県議会
2011/11/09 水曜日 - 23:23:55 by ICHII議会運営委員会の県外調査で沖縄へ。
空港では、きれいな熱帯魚が迎えてくれました。
ニョロニョロも!
さて、本題の沖縄県議会ですが、
一般質問に、一問一答方式を取り入れていること、
予算委員会と決算委員会を、その時期だけ別途設置していること
が、岡山県と違っている特徴です。
(岡山県には一問一答や予算委員会はなく、決算委員会はふつうの特別委員会の一つに位置づけられています。)
代表質問でも再質問を(持ち時間の内なら)何度でもできる(岡山県は再質問なし)とか、一般質問は希望者全員がすることができる(岡山県は会派に人数に応じて配分される)、というのも違う点です。
一般質問では、最初の質問と答弁はそれぞれまとめて行いますが、再質問から一問一答になるそうです。
再質問からは、写真の一番下にある「質問者席」で質問し、知事などは自席で答弁します。
写真にも大きな画面が写っていますが、質問の様子は、左右にある画面に映し出されるので、傍聴席からもよく見えるようです。中継も同じ映像を使っているとのこと。
一問一答の様子をビデオで見せていただきましたが、国会の委員会質疑などのような感じで、迫力がありました。
沖縄県議会は琉球政府の立法府だったこともあり、大変、議論が盛んな議会のようです。
以前は、一般質問の本会議を、10時に始めて夜の8時、9時までやっていたのが、一問一答を始めてからは、7時くらいに終わるようになったそうです。
職員の方にお聞きすると、予算委員会でも、国会の予算委員会のように、予算以外のことも質問するなど幅広い議論が行われているし、知事も反問に近い発言をすると言われていました。
制度と同時に、よく議論する議会であるということも、活発な議論の一因なのだと感じました。
岡山県議会でも、制度を作れば終わりではなく、よりよい議論が行われるためにはどうすればいいか、も考える必要があります。