そこにいる人の思い

2012 年 1 月 21 日 - 11:33 PM by ICHII

2月になると、定例県議会の準備などで忙しくなるので、1月はできるだけ県内のあちこちに出かけて、お話を聞いています。

中小企業でがんばっておられる方、地域を元気にしようと活動しておられる方、これからの農業を考えて挑戦しておられる方・・。
どこに行っても、責任感を持って、自分の頭で考え、問題を解決して進んでいこうとしている方と出会います。
やっぱり「ひと」だなぁ・・。

問題の本質を一番よく分かっているのは、やっぱりそこにいる人たちで、解決方法も、やっぱり現場にある、というのも、改めて実感しています。

裏返すと、「課題」とか「問題」を遠くから見て、机の上で考えていると、間違っちゃうんだなぁ、ということ。
「困りごと」とかも、気をつけないと、単なる「上から目線」になりかねない。

深い雪の中の家にお邪魔して、おこたに入れてもらって、一人暮らしのおばあちゃんと話していると、「限界集落」とか「買い物難民」とかっていう言葉は、ものすごーくキツくて、遠い。
もちろん、不便だったり、さびしい思いをしておられたりするのは間違いない。
でも、それを岡山から「助けてあげたい」というような、エラそうな気持ちが自分の中になかったか、と自分に問うと、恥ずかしくなります。

そこにいる人の思いを、まずは聞く。
答えは、その中にある。
そこから、始めよう。

よそとは違う「岡山県としてのあるべき姿」

2012 年 1 月 13 日 - 11:42 PM by ICHII

10時から総務委員会。

来年度当初予算の要求内容が示されました。
大きな内容なので、今回は説明を受け、質疑は次回に行うことになっています。

来年度の一般会計当初予算は、約6485億円。
ピーク時(平成13年)が8253億だから、8割弱になりました。
やっぱり、もう「あれもこれも」は無理だなぁ。「あれかこれか」を決めなければなりません。
決める時には、どんな岡山県をつくるのか、めざす方向を明確にした上で、どこでもやっているようなことではなくて、現場に合った施策を行うことが必要だと思います。
「第3次おかやま夢づくりプラン」は、そういう計画といえるのか・・?

国と違って、歳入を自分で決められない(決め切れない)という不確実な制約の下で、あるべき予算の姿を考えるのは、確かに難しい作業です。
が、だからこそ、見通しを持って進んでいかないと、ますます先行き不安定になってしまいます。
次回以降、そんな議論ができるといいな。

もう一つの大きなトピックは、岡山県地震・津波対策専門委員会からの報告について。
年末に報告書が取りまとめられたのです。

奇しくも、この報告書でも、
「他県との比較による相対評価ではなく、岡山県としての目標を設定し、実現することが必要である。」
「従来の考え方を転換し、県として、県民のあるべき姿について検討した後、施策として展開する必要がある。」
と述べられています。

税金の使い道も、防災対策も、よそとは違う「岡山県としてのあるべき姿」を作っていかなければ!

2011年から新しい年へ

2012 年 1 月 1 日 - 12:07 AM by ICHII

2011年は、東日本大震災の年として歴史に残るでしょう。
私たちは、どう立ち上がり、どこへ向かうのか。

この岡山においても、多くの課題があります。

政治家として、突きつけられたものに応えられているか、責任を果たせているか。
自分の未熟さなどは言い訳にもならないと、日々痛感しています。

簡単に解決できない問題ばかりですが、きっと、不可能ではないはず。
小さくても、一歩でも前に進む。
積み重ねるうちに、気が付いたら、それが希望を築いているように。

新しい年は、あたたかい光に満ちた、明るい年にしたい。
今年も、よろしくお願いいたします。

年末夜警

2011 年 12 月 31 日 - 2:48 AM by ICHII

28日から3日間、消防団の皆さんが年末の夜間警戒に当たってくださいました。
毎年恒例ですが、各分団や班・部などの機庫などに詰めておられるところへ、ご挨拶に回りました。

地域の課題、仕事のこと、政治の話、農業や景気、防災、税金、教育、日本や岡山の未来・・。
たくさんの方と色んなお話をしました!

今年の特記事項の一つは、facebookです。
失礼した後で、あるいはその場で、「友達リクエスト」をいただきました!
その方の、消防団員とは別の顔が見えたり、メッセージのやり取りをさせていただたり、つながりが広がっています。
これは今までなかったことなので、すごいなぁ、と思っています。

もう一つは、やはり防災。
消防団の皆さんは、地域の安全は自分たちが守る!という強い使命感を持ってくださっているので、かなり突っ込んだお話もできました。
一方で、ボランティアでもある中で、自分の家族やご近所を守りたい、というのは当たり前の気持ち。団員の方々のおうちや地域がどうなっているのか、情報をきちんと伝えるなど、やるべきことがあります。
私が東北の被災地に行った話も、強い関心をもって聞いていただきました。

地域の皆さんの思いを胸に、新しい年を、よい年にしていきたいです。

議会の役割

2011 年 11 月 30 日 - 11:02 PM by ICHII

11月定例岡山県議会が開会しました。10時から本会議。
知事の提案理由説明(いわゆる所信表明のようなもの)がありました。
今議会の議案で大きなものは、やはり、今後5年間の岡山県の総合的な計画である「第3次おかやま夢づくりプラン」です。

これから、岡山県がどこに向かい、何をやって、5年後にどうなろうとしているのか。
それがはっきりと、分かりやすく示されているか、かつお金もない中で本当にできるのか。

素案が示されて以来、何か月も考えてきましたが・・。
これを議会として議決する意味や重み、責任もあります。

質問戦での議論などを踏まえて、最終的に判断しなければなりません。
議会、議員の役割も問われています・・。

午後からは、議会改革についての勉強会がありました。
県議会全体で開いたもので、講師は法政大学の廣瀬克哉教授です。

お話の中で印象に残ったのは、議会は課題を明確化し、それを伝えるメディアだ、というところ。

知事は一人しかいないので、執行部から提出されるものは、一つの考え方によって作られています。
一方、議会にはたくさんの人がいて、しかも年齢や性別、地域、職業なども様々なので、多様な考え方や視点を持っています。
だから、知事(執行部)から示された政策や事業などに対して、「こんな考え方もある」「違う見方をすればこうなる」「この立場からはこう思う」などの意見が出てくるし、それによって、論点が明らかになります。
それが、議会の果たすべき大切な役割だ、というお話でした。

さまざまな立場、異なる意見や考え方が出てくることで、知事の提案がどういうものなのか、どういう立場や考え方によるものなのか、も、はっきりしてくる。
議会での議論を通じて、それが住民の皆さんにも伝わっていく。
そして世論の形成にもつながり、知事の提案の改善にもつながる。
それが議会の役割だ、というのは、なるほどな-、と思いました。
よく「チェック機能」と言われますが、もう少し前向きな(建設的な)感じかな。

しかし、例えば、第3次おかやま夢づくりプランについては、岡山県議会は、そういう役割を十分に果たしているだろうか。
ますます、責任の重さを感じます。

経済と人生と

2011 年 11 月 22 日 - 11:16 PM by ICHII

13時から地域振興・観光・金融・雇用対策特別委員会。(長い名前・・。)

今日は、雇用対策についてでした。
中でも、高校生の就職に関して、質問をしました。

まず、大手志向について。
やはり、保護者も含め、そういう傾向があるそうです。
その原因を探り、地場の中小零細企業の求人とのマッチングをはかっていく必要があります。
「安心な気がする」「名前を知っている」企業ではなくても、優良企業やオンリーワン企業もあるし、やりがいや適性などから仕事を選んでいけるように、企業の情報を生徒にきちんと届け、働くことについて広い視野で考えられるように生徒を導いていく・・。
地域のためにも、生徒の人生のためにも、大事ではないかと思います。

女子の就職内定率について。
女子の方が男子より低いのです・・。
今年は62.2%で、昨年の同じ時期よりも9.1ポイントも上がっていて、男子は1.2ポイント下がっているのですが、それでも73.8%で、男子の方が高い。
理由は、女子が希望する販売やサービス業の求人が少ないから、だそうです。
じゃあ、どうしたらいいのか。もう少し調べて、考えなければ!と思います。

他にも、地域格差(若干、県北が低い)や課程(=工業とか商業とか)による違いや学んだことと就職先のずれなど、気になる課題がたくさんあります。
地域の経済を元気にし、岡山で誇りや喜びをもって働く人を増やすために、正面から取り組みたいです!

難しくて分かりにくいものこそ

2011 年 11 月 21 日 - 11:42 PM by ICHII

10時から総務委員会。

11月県議会に提案される補正予算案や条例案などが示されました。
その他、防災関係や、県から市町村への事務・権限移譲などの報告もあったのですが、

気になったのが、試験研究機関の外部評価結果。
これは、工業技術センターとか農業研究所といった、県の試験研究機関の研究活動や体制、運営等について、外部の有識者が評価するものです。

外部評価を行う目的は、「厳しい財政状況の下、限られた行政資源を有効に活用し、試験研究を効率的・効果的に推進するため」なのですが、
評価委員に公認会計士など経営面の専門家が入っているのが、9のうち1つだけ。
どのように県民の皆さんや県の各分野の産業等に役立っているのか、という視点に強弱があるように感じられる。

研究は専門性が高いもの(=難しくて分かりにくい)なので、一般の県民の皆さんに理解していただくために、その辺に注意を払ってほしいな、と思います。
そのためには、評価はPDCAサイクルのCなのだから、どんな評価を行うか、を、各研究所や県の担当部署に任せるだけではなく、県としての方針を示すべきではないか、と意見を述べました。

現場に行くと、皆さん、熱心に研究に取り組んでくださっているし、成果も出ています。
でも、それをよりよいものにしていくこと、県民の皆さんに「役に立ってる!」「いい研究所だ!」と思ってもらえるようにしていくこと、が大事だと思います。

岡山で一番小さな村

2011 年 11 月 18 日 - 11:37 PM by ICHII

旭川の源流の村、新庄村に、お話を伺いに行きました。

新庄村は、人口1000人。岡山県内で一番小さな自治体です。
でも、住民も役場も一体になって取り組んできた成果が、今、村を支えています。
たくさん視察に来られるそうですが、新庄村の10年か15年前を見るよう、だそうです。
もちろん、今も、これからもがんばり続ける新庄村です。

新庄村といえば、ヒメノモチですが、現在のブランドを築くまでに、30年かかっています。
最近では、田んぼも加工場も足りなくなりました。
絶対に値段を下げず、ブランドを守っている、とのこと。
その甲斐あって、ついに、ホテル西洋銀座のレストランのメニューに「ヒメノモチのリゾット」が入ることになったそうです!

さらに、4月には、「アジア有機農業プラットフォーム(連携活動)推進条例」を施行、有機農業のアジアの拠点をめざしています。
「本気でやる!」と、村長さんも熱く語っておられました。

森林セラピーも体験させていただき、癒されました-(笑)!
山や森林、樹木についても、知らないことをいっぱい教えていただきました。
写真は、ハンモックに揺られながら、そこから見える広葉樹の葉っぱのことやそれが落ちて作り上げるふかふかで保水力の高い土壌の話を聞いているところです。

・・と、何だか新庄村の営業マンみたいですが、
暮らしや仕事をどう守るか、お金をどうやって村の外から取ってくるか、村の中にどうやってお金を落とすか・・、
農家や林業の方とも、暗くなるまで、お話ししました。

現場に行かないと分からないことばかりです。
教えていただいたこと、気づいたこと、話し合って見えてきたこと・・。
その中から、何とか答えを見出していきたい、と思います。

子どもたちの「コミュニケーション能力」を伸ばす

2011 年 11 月 15 日 - 11:20 PM by ICHII

勉強ができる子どもたちと、分からなくてやる気を失っている子どもたちに二極化している、
自分の気持ちをうまく伝えられなくてキレてしまう子どもが増えている、
企業が人材に最も求めているのは「コミュニケーション能力」だ・・。

そういった問題をどうしたらいいのか。

一つの方法として、文部科学省が進めている「芸術表現を通じたコミュニケーション教育」があります。

「話し合う・創る・表現する」ワークショップ、などと言われていますが、実際に見てみないと分からないよね-。
というわけで、劇作家・演出家である平田オリザさんの授業を見に行ってきました。

準備された対話劇の台本を使って、まずは書き換え、次は自分たちの劇を創って、発表(上演)します。

見学していて、すごい!と思ったのは、とにかく、参加していない子どもがいないこと。
ぼーっとしている子、よそ見をしている子、別のことをしている子、一人もいません。

終了後に担任の先生のお話も伺いましたが、ふだんのグループ学習でも、あんなに全員が積極的に意見を言うことはありません、とおっしゃっていました。
クラスやいつものグループの中での関係や役割とは変わって、大人しい子がどんどん提案したり、仕切り屋の子が「そんなんええやん」と言われちゃったり。

しかも、自分の考えを他の子に説明し、他の子の意見も聞きながら、時間内に破綻のない世界を作り上げていく。
つまり、結論を出して、発表する、ということが、ちゃんと行われていました。

授業が終わってから、子どもたちが平田さんにサインを求めて、行列ができていました。
きっと、ずっと長く心に残る授業になるでしょう。
そしてその記憶が、その子の力になると思います。

財政と県の「やりたい」ことと

2011 年 11 月 14 日 - 11:05 PM by ICHII

10時から総務委員会。

11月補正予算の協議額が示されました。
総額51億3500万円。
その内、緊急防災・災害対策分が55億4100万円で、内数の方が大きいという、見た目、不思議な予算なのですが、これは、国の補助金等の金額が確定して、それに合わせて減らす分の方が大きいから。

災害復旧は必要な事業ですが、国の補正予算もあり、財政規律がどうなっているのか、気になるところです。公共事業の地方負担額が枠内に収まっているのかどうか尋ねましたが、若干上回った、との答弁・・。

第3次おかやま夢づくりプランの修正案も出されました。
これも、全て実行したら相当な財政負担が予想されますが、どのくらいの事業費を想定しているのか、は示されていません。
しかも、かなり具体的な新規事業も書かれているので、こういうものも含めて、実行についてどう考えているのか聞きました。
答弁は、毎年の予算編成過程の中で検討する、というもの。今回の修正案で新しく加えられた「岡山モデル」もプラン全体も、同じく、「やりたい」という思いで書いたもの、だそうです。
うーむ・・。「思い」ですか・・。

財政危機宣言を出し、取り組んできた財政構造改革もまだ終わらない中で、財政的な裏付けのない「やりたい」という「思い」だけでは、プランの実現はおぼつかない感じがします。
書いてある中から出来ることをする、のでは、メニューみたいです・・。

台風第12号への対応に関する検証会議(第2回)についての報告もありました。
避難勧告や指示の周知などについては検討されたようでしたが、そもそも広範囲に被害が出た場合に、住民を十分に受け入れられるだけの避難所スペースがあるのか、前回に続いて尋ねたのですが、今回も議論しなかったとのこと。
私立大学や民間の管理地、県有施設などを避難場所・避難所にする取り組みは進んでいるようですが、その際の課題や役割・責任の分担の整理も、併せて行ってほしい、と、これも何度目かになりますが、意見を述べました。

防災は、県民の皆さんの生命や財産を守る、大事な施策です。
気になる課題は、何度でも言い続けようと思います。

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