そこにいる人の思い
2012 年 1 月 21 日 - 11:33 PM by ICHII
2月になると、定例県議会の準備などで忙しくなるので、1月はできるだけ県内のあちこちに出かけて、お話を聞いています。
中小企業でがんばっておられる方、地域を元気にしようと活動しておられる方、これからの農業を考えて挑戦しておられる方・・。
どこに行っても、責任感を持って、自分の頭で考え、問題を解決して進んでいこうとしている方と出会います。
やっぱり「ひと」だなぁ・・。
問題の本質を一番よく分かっているのは、やっぱりそこにいる人たちで、解決方法も、やっぱり現場にある、というのも、改めて実感しています。
裏返すと、「課題」とか「問題」を遠くから見て、机の上で考えていると、間違っちゃうんだなぁ、ということ。
「困りごと」とかも、気をつけないと、単なる「上から目線」になりかねない。
深い雪の中の家にお邪魔して、おこたに入れてもらって、一人暮らしのおばあちゃんと話していると、「限界集落」とか「買い物難民」とかっていう言葉は、ものすごーくキツくて、遠い。
もちろん、不便だったり、さびしい思いをしておられたりするのは間違いない。
でも、それを岡山から「助けてあげたい」というような、エラそうな気持ちが自分の中になかったか、と自分に問うと、恥ずかしくなります。
そこにいる人の思いを、まずは聞く。
答えは、その中にある。
そこから、始めよう。