ニシアワー

2011 年 7 月 20 日 - 11:15 PM by ICHII

西粟倉村に行ってきました。

(株)森の学校でお話を聞いたり、

百年の森林構想が目指す森林、50年生に育った現在の森林、天然の森林・・など、西粟倉の森林に入ったり。

西粟倉村では、村が村らしくあるために、「上質な田舎」を目指していくというコンセプトで地域づくりをされています。
グローバル経済から離脱して、森とつながる丁寧に積み重ねていく暮らしを、生態系の循環の中でつくられるものを、村から届けていく、のがニシアワー。
ニシアワーを理解して、大事にしてくれる人をお客さんにしていくことで、自立した経済を作っていく。

山から伐り出した木材を、

村の中で加工して、売る。

それぞれのまちやむらが、
自分たちの地域はこんなところ。こうやって自立していく。
と、自分たちで決めて進んでいく。
そんな岡山県がいいな、と改めて思いました。

↑ 森の学校暮らし創造部の坂田さんが持っているのは「すぎの無垢板タイル」。
家の床に並べて置いていくだけで、無垢のフローリングに!!
裸足で歩いても気持ちいいし、冬も暖かいし、オススメだそうです。
1枚800円。8枚セットで売ってます。(ちなみにひのきは900円。)

ちょっと気になる

2011 年 7 月 15 日 - 11:50 PM by ICHII

10時から総務委員会。

今日は、ちょっと気になった2つについて質問しました。

1つめは、県の外郭団体の経営状況の報告について。
2つめは、昨年度の県税決算(見込み)と税収確保対策について。
県税収入は1923億円で、前年度と比べて104億もの大減収となりました。(予算よりは7億増。)
減収の中身や原因などをどのように分析しているのか、それを踏まえた今年度以降の影響や見通しなどを尋ねましたが、十分な分析はなされていないようでした。
税収確保対策について、増収額や収入率の数値目標をもって取り組んでいるのかどうかを聞いたのに対しては、総合的に収入率を98%にする、という目標はあっても、個別の対策にはあまり明確なものはないようでした。
県民の皆さんに納めていただく税金に対する姿勢としては、ちょっと気になります・・。

総務委員会県内調査

2011 年 7 月 13 日 - 11:47 PM by ICHII

10:15県議会出発で、総務委員会の県内調査(いわゆる「視察」)。

まず、岡山市北区南方の県立記録資料館へ。

視察の中では話題にならなかったのですが、個人的には、「公文書等の管理に関する法律」が4月に施行されたことを受けて、公文書の作成や管理、保存について、条例制定を含めて見直していくことが必要ではないかな、と考えています。
アメリカの外交文書が公開されて歴史の真実が明らかになったり、ウィキリークスの動きがあったり、政策や政治的な意思決定がどのようになされたかを記録する公文書の管理が重要だ、という意識は広がっているのではないでしょうか。
情報公開と表裏となる大切な制度だと思います。

昼食後、岡山リサーチパークにある日立アウトソーシング岡山センタに伺いました。
厳重なセキュリティで、携帯電話は持ち込み禁止でした!(なので写真もなし。)
現在、1号館と2号館があるのですが、来秋に3号館も開設が決まったところです。
立地の決め手は、地震が少なく、津波や高潮はもちろん洪水の危険性もないこと、交通の要所であること。強固な地盤に直接基礎(杭を打たない)で免震構造の建物を建てるので、地震の影響はまず受けないそうです。
データセンタは東京の山手線圏内が人気だ(った)そうですが、震災があり、また総量規制やバックアップニーズの上昇、クラウド化などによって遠隔地の可能性が高まるかも、とのお話。
事業の性格上、データセンタが集まるメリットはないようですが・・。

最後に、企業局の旭川第一発電所(岡山市北区建部町鶴田)へ。
昭和29年に運転を開始した、企業局の最初の発電所。一般世帯2万4000戸分という、企業局発電の4割を占める最大の発電所でもあります。
今は無人化されていますが、メンテナンスしながら大事に活用していかなくては。

16:30に県議会に帰りました。
今回は、県内調査のあり方も改めて見直す気持ちで臨みました。これについてはまた書きます。

全国幹事長等会議

2011 年 7 月 9 日 - 11:53 PM by ICHII

東京の民主党本部で開かれた、全国幹事長等会議に出席しました。

前段で昼食会があったのですが、同じテーブルに座った奈良県選出の滝衆議院議員から、奈良県などについて色々なお話を伺いました。古くから都だっただけに公的な記録文書がたくさん残っていて、災害の記録も古いものがあるとか、奈良は大変豊かだったのに、その経済力を大阪への投資に使ってしまったとか・・。
何をお聞きしてもよくご存じで、奈良に対する愛情も深く、すごいなぁ。

会議の方は、3部構成でした。
1部は、国対と政調から後半国会や政策課題について。原発立地県や被災県から、現場のリアルで具体的な声が出されました。
2部は、前回の会議で出た課題への打ち返し。選対や組織、広報など担当委員会から。
3部は、3道府県連から組織運営や選挙の事例発表。
国の課題を地方組織に伝えよう、党の問題は意見を聴きながら(実際にアンケート調査が行われ、それを踏まえた打ち返しでした)解決していこう、という岡田幹事長の姿勢や誠実さが感じられました。
文句が出て終わり、といういわゆるガス抜きではない、実務的なニュアンスの会議でした。

2部の質疑の際に、手を挙げて、選挙や組織だけでなく、政策についても党本部と地方の間の連携のしくみが必要だ、という意見とそのための具体的な提案を発言しました。
例えば、社会保障と税の一体改革にしても、社会保障の大きな部分を担っている地方の声は重要だし、私自身、地方議員として、社会保障改革に責任をもって取り組みたいと思うからです。
組織委員長と岡田幹事長の答弁、会議が終わった後で事務方と話した感じでは、少し前に進みそう。
小さくても成果につなげないと!ね。

6月定例議会、閉会。

2011 年 7 月 1 日 - 11:51 PM by ICHII

6月定例議会が閉会しました。
議員報酬を10%カットする条例案について、6月7日に書いたように、報酬のあり方について議会改革の中で総合的に検討すべき、ということで、全会一致の方向だったのですが、民主・県民クラブから反対と棄権が各1名ありました。
2名が、会派として皆で決めたのと異なる行動をされたため、本会議終了後に会派全員で会議を開いて議論した結果、反対の住吉議員には会派の離脱を勧告(住吉議員はその場で了承)、棄権の横田議員には厳重注意をしました。
岡山県議会は、会派制。決めるまでは自由に意見を言って率直に議論して、決まったらまとまって行動する、という基本的なルールを大事にしていきたいと思います。

議会改革、一歩前進。

2011 年 6 月 30 日 - 11:37 PM by ICHII

10時から議会運営委員会。

議長から、昨日の3会派からの申し入れについて報告があり、「議会運営委員会でご協議いただきたい。」

自民党の天野幹事長は、明日の議員総会で会派内の検討委員会の設置を提案すること、定数や選挙区については国勢調査の確定値が出てから別の委員会を会派内に設置すること、を明らかにされました。
最大会派の自民党も一歩前進です。
ただ、37名もいる大所帯なのでまとめていくのに時間が必要だし、大きなテーマなので時間がかかるかもしれない、前回の選挙区・定数の議論も、中山間地域の議員も多いなど難しい問題があって1年かかったので、その辺は理解してほしい、とも・・。

3会派からは、私自身も含め、改めて推進の意見を述べました!

最後に委員長が、何をどう扱うか、スケジュールも含めて整理が必要。各会派から提案していただきながら、その都度協議していきたい、とまとめられました。

具体的なスケジュールを早く示さないと、県民の皆さんには伝わりません。
次回の議運は8月末なので、夏の間に会派の中でしっかり議論し、どんどん提案していきたい!と思います。

岡山県議会の改革推進のための申し入れ

2011 年 6 月 29 日 - 11:01 PM by ICHII

昨日(6月28日)、民主・県民クラブとして、県議会議長に対して「岡山県議会の改革推進のための申し入れ」を行いました。

申し入れの内容は、以下の通りです。

岡山県民がより身近に感じられ、より信頼される議会へと改革していくために、以下の事項について積極的に取り組まれるよう、申し入れます。

1.議会改革は、「開かれた議会」「ムダのない議会」「県民に信頼される議会」「政策立案のできる議会」の実現をめざすものとする。

2.議会改革は、県民との約束の下に行うものであり、現任期中に改革の成果が目に見るものとなるよう、議論を早急にスタートさせ、1年程度を目途に改革が完了するよう取り組むこと。

3.議会改革の議論や過程は、すべて県民にオープンに行うことを、基本とすること。

4.議会改革を議論するための場として、「議会改革検討委員会(仮称)」を、「議会運営委員会」内に全会派参加の下に早急に設置し、速やかに検討・議論を開始すること。

5.議会基本条例の制定、議員定数・選挙区の見直し、議員報酬・費用弁償・旅費の見直し、政務調査費や調査旅費の見直しなどは、県民の関心も高いところであり、改革を必ず実現すること。

6.その他、議会の情報公開の推進、委員会調査のあり方の見直し、出前県議会や子ども議会など県民参加の促進、議員同士の討議の実施、議場の配置を含めた質問形式の見直しなど、数多くのテーマがあるため、論点を整理し、課題ごとにスケジュールを明らかにした上で議論を進めること。

公明党と共産党の県議団も、昨日、議会改革について申し入れされました。
岡山県議会の4つの会派のうち、3会派が足並みをそろえたわけで、議長からも、30日の議運に報告する、これで自民党でも改革の気運が高まると思う、というお話がありました。
県民の皆さんの目に見える形で、早く議論をスタートさせたい!と思っています。

総務委員会

2011 年 6 月 28 日 - 11:40 PM by ICHII

10時から総務委員会。

冒頭は付託事件の採決。これまで(1期目)は会派としての意見や賛否を表明するのは先輩議員がしてくださっていたので、黙って手を挙げたりするだけだったのですが、今回からは自分で言わなくてはならなくて、ちょっと緊張しました!

危機管理課からは、防災強化検討プロジェクトチーム岡山県地震・津波対策専門委員会の報告がありました。
いずれも公開で開催されており、ホームページで議事の内容や資料も公開されているので、ぜひ見てみてください。県内の各種の防災対策の現状(調査結果)などがよくわかります。

専門委員会での東日本大震災についての解説によれば、
津波が防潮堤を乗り越えることは想定していないので、乗り越えたとたんに脚部が波で掘られて破壊された。
負傷者が阪神・淡路大震災より圧倒的に少なく、津波の場合は生きるか死ぬかどちらかということ。
とのことで、改めて、津波という災害を想定した対策を考える必要があります。

専門委員会で、プロジェクトチームで把握・検討した岡山県の防災対策の現状などについて、
「遅れているところが浮き彫りにされている。」という意見が出た、という報告だったので、詳しく尋ねたところ、
避難訓練をしていない(信じられないこと、とコメントされたそうです)、6万人以下の市に防災や危機管理の専門職員がいない、自主防災組織の組織率が低い、などが挙げられ、
そういったソフト面を中心に、重点的に取り組むべきであり、網羅的に全体を対策している、というのは、結局何もしていないのと同じだ、という指摘があったそうです。

専門委員会の意見を聞きながらプロジェクトチームが作業を進めていく手法は有効だと思います。
津波に焦点を当てた対策の検討と、全般的な災害時の対策で遅れているところをこの際洗い出して対応することと、両方を並行して、地域防災計画などの改善につなげてほしい。

その他、国に対する提案事項の案やおかやま発展戦略会議の提言、岡山県子ども・若者育成支援計画(仮称)骨子案などの報告がありました。
発展戦略会議の提言は、今後、どうやって実現していくのか、その進め方が問われていると思います。
岡山県子ども・若者育成支援計画(仮称)の策定は、とっても重要な取り組みです。これまでの「青少年健全育成」にとどまらず、若い世代の課題を社会としてどう認識し、解決していこうとするのか、が見える計画になってほしい。そういう意見を述べました。

三宅さん、木口さんも初登壇!

2011 年 6 月 24 日 - 11:14 PM by ICHII

一般質問最終日。
今日もわが会派の新人議員2名が登壇。

午前中最後の三宅和広さんの質問は、産業の振興による県の成長や、道州制など国のかたちを変えることによる岡山の発展に思いを込めたものでした。
国会議員の政策秘書を務められていたこともあり、質問原稿も書き慣れているのだろうな、と感じました。

午後一番には木口京子さんが質問
顔の見える相互応援協定や森林関係、サマータイムの導入などがテーマ。
なぜその質問をするのか、という自身の思いや背景などを丹念に言葉にした上で、尋ねる、というスタイルは木口さんらしいものでした。

改めて、心強い仲間が増えたことがうれしいです。

原田さん、中川さん初登壇!

2011 年 6 月 23 日 - 11:11 PM by ICHII

一般質問も3日目。
わが会派の新人議員が2名、初登壇しました!
原田唯良さんと中川雅子さんです。

原田さんは、防災対応や省エネ対策、教育問題を取り上げられました。
避難所やハザードマップのあり方などについては、ご自分で家族会議をしてどうだったか、を踏まえて質問。リアリティがありました。
定期点検中だった原発の再稼働の見通しが立たない中、電気の供給減には需要減、つまり節電で対応すべき、という考え方は分かりやすく、光ダクトシステムという新しい技術の紹介・提案もされました。
教育については、35人以下学級の実現や非正規教員の増加、交流・体験活動の意義など、明確な主張を、しっかりとした調査に基づいて訴えられました。
安定感のある質問ぶりに感心。

中川さんは、観光やおかやまブランド農産物、ワーク・ライフ・バランスや県民文化祭などについて、笑顔で明るく、身振りも加えながら質問。
これまでの経験に基づいた、イメージを共有しやすい言葉使いで、聞いている人によく伝わったと思います。
笑顔があふれ、県民の皆さんが楽しく参加できる岡山県・県政を作りたい!という思いにあふれた質問でした。

頼もしい仲間が増えたなぁ、とうれしくなりました!

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