難しくて分かりにくいものこそ
2011 年 11 月 21 日 - 11:42 PM by ICHII
10時から総務委員会。
11月県議会に提案される補正予算案や条例案などが示されました。
その他、防災関係や、県から市町村への事務・権限移譲などの報告もあったのですが、
気になったのが、試験研究機関の外部評価結果。
これは、工業技術センターとか農業研究所といった、県の試験研究機関の研究活動や体制、運営等について、外部の有識者が評価するものです。
外部評価を行う目的は、「厳しい財政状況の下、限られた行政資源を有効に活用し、試験研究を効率的・効果的に推進するため」なのですが、
評価委員に公認会計士など経営面の専門家が入っているのが、9のうち1つだけ。
どのように県民の皆さんや県の各分野の産業等に役立っているのか、という視点に強弱があるように感じられる。
研究は専門性が高いもの(=難しくて分かりにくい)なので、一般の県民の皆さんに理解していただくために、その辺に注意を払ってほしいな、と思います。
そのためには、評価はPDCAサイクルのCなのだから、どんな評価を行うか、を、各研究所や県の担当部署に任せるだけではなく、県としての方針を示すべきではないか、と意見を述べました。
現場に行くと、皆さん、熱心に研究に取り組んでくださっているし、成果も出ています。
でも、それをよりよいものにしていくこと、県民の皆さんに「役に立ってる!」「いい研究所だ!」と思ってもらえるようにしていくこと、が大事だと思います。