被災地フロントライン研修 2日目
2011/05/25 水曜日 - 22:14:03 by ICHII宿は、陸中海岸国立公園内の浄土ヶ浜という美しいところにありました。
空も、光も海もきれいで、でも道やレストハウスは破壊され、白かった岩も黒っぽくなっています。
遊覧船も流されてしまった。
リアス式海岸は数多くの入江から成っていて、その一つ一つが被害を受けています。
被害も入江ごとに異なっている。山に遮られてお互いは見えない。
今後の復旧・復興も、何かあった時の対応も、小さな集落ごとにやらなければならないことがある。
高さ10m、二重になった日本一の防潮堤を整備していた田老地区。
防潮堤は「転んで」しまい、海辺の山肌に記録された昭和の津波よりも、明治の津波よりも、高い津波に襲われました。
マークされた位置の上方に、車が引っかかっていたそうです。
三陸鉄道の被害が最も甚大だった田野畑村島越地区。
線路や橋梁が、なぎ倒され、流されて、なくなるなんてことが、どうやって起きたのか・・。
家も、お店も、学校も、地区の人たちが土地を提供して作った駅も、何もかも、なくなってしまって。
宮古市内の、営業を再開したお店で昼食をとり、盛岡へ。新幹線で仙台まで戻りました。
岩手の人たちから言われたのは、岩手を知ってほしい、岩手に来てほしい、岩手の物を買ってほしい。それが応援だ、ということ。
明日は、気仙沼です。