本当に県民の皆さんを守ることができる対策を

2011 年 8 月 12 日 - 11:27 PM by ICHII

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本当に県民の皆さんを守ることができる対策をいっちょの道

10時から総務委員会。

「東日本大震災総合対策本部への中間報告について」ということで、2つのプロジェクトチームからの中間報告がありました。
9月補正予算を含めた具体的な施策や、地域防災計画の見直しに向けたものです。策定中の第3次おかやま夢づくりプランにも反映されるそうです。

私が最も気になったのは、
「防災対策の強化に向けて取り組むべき諸施策について、施策目標を『地震・津波から県民の命を守る』として施策の重点化を図る」
とされているところ。

東日本大震災が起きた中で、地震や津波について対策を検討するのは、もちろん大切なことなのですが、
岡山県全体を視野に入れ、これまでの災害被害を振り返ると、台風などによる高潮被害や、台風や近年増加している集中豪雨による河川の氾濫、ため池の決壊、土砂災害などが、まずは(まさに今も)心配されるわけだし、
今回の震災から学ぶべきことは、地震・津波には限られないと思います。
岡山県民の生命や財産を守るための施策目標は、限定し過ぎない方がいいんじゃないかなぁ・・。
皆さん、いかがでしょうか?

もう一つは、「東日本大震災影響等に関する県民意識調査」の結果。
「今後国や県、市町村に優先的に実施してほしい防災対策」の上位回答は、
災害・救急医療体制の整備 66.5%
高齢者や障害者など災害時に援護が必要な方々への支援体制の整備 53.7%
海岸や河川の堤防などの防災施設の整備 53.2%
役所や学校など公共施設の耐震化の推進 50.4%
なのですが、
中間報告の「今年度において直ちに実施するべき事項」には
・防災知識の普及啓発や自主防災組織の育成等
・県庁舎耐震化の推進
・県立学校耐震化の推進
・災害対策本部代替施設である県立図書館の整備
が挙げられているのです。
ちょっとずれているような・・。

質問したら、災害・救急医療体制の整備や高齢者や障害者などへの支援体制の整備は、関係先との調整が必要であるため、順位を下げた、という答えでした。
それなら余計に、急いで調整にかかった方がいいんじゃないかなぁ・・。

災害への対策は、とても重要です。
今後、検討される施策項目もあります。
本当に県民の皆さんを守ることができるものになるようにしていかなくては。

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