固定資産評価審議会
2011 年 2 月 23 日 - 11:36 PM by ICHII
今日は固定資産評価審議会がありました。
私も委員の1人です。
今年は「評価替え」の年ではないので、市町村の報告を県でまとめたものの説明を聞き、変動が大きいところを中心に、確認しながら進めていきました。
宅地や田畑、建物などの市町村ごとの「提示平均価額」を見ていくのですが、色々な出来事が、価額や地積の上下変動という形で表れてきます。
例えば、吉備中央町の宅地がずいぶん減っているのは、昨年の住宅供給公社の解散によって、吉備高原の団地の土地が県有地(非課税)となったから。吉備中央町の固定資産税収入はかなり減るそうです・・。
他にも、耕作放棄地については、現況に合わせて農地から山林や雑種地に地目変更するように、という国の通知に従って調査が行われた総社市や浅口市では、田畑が大幅に減っています。
新築の建物が大きく減っているのは、景気が悪いから。特に、店舗や工場は町村には大きな影響を与えています。
その他、自治体間競争につながりうる税制改正や、限界集落などの荒廃した宅地の取り扱い、土地や建物に対する意識の変化(住んでいないのに維持管理するのは負担、など)、耕作放棄の問題など、幅広い話題に及びました。
制度に表れてくる社会の課題や情勢の変化をどう読み取るのか、ということの大切さを感じると同時に、
ではどう対応していくのか、を考えるのが、まさに政治の仕事だなぁ、と改めて痛感しました。