岡山県が夕張になるって・・?
2008 年 5 月 29 日 - 11:23 PM by ICHII
今日の総務委員会は、6月議会の主要事項など、重要な案件が多かったのですが、何といってもホットトピックは「財政に関する中長期試算」について。
今後10年の試算を示して、「毎年300億円くらい赤字です。単年度の赤字が約210億円を超えると財政再生団体(=夕張状態)になるので、ヤバいです!」と発表。
委員会でも発言が相次ぎました。
県民の皆さんからみれば、「寝耳に水!」かもしれません。
しかし、毎年の予算が大きな赤字なのは、今に始まったことではありません。数年にわたって、職員の人件費をカットし、行革推進債という特別な地方債を出させてもらい、それでも足りないから、いざという時の貯金(財政調整基金等)を取り崩し、決まった目的のための基金も取り崩し、企業局から借金をし・・・と、やりくりして何とか表面的には収支を合わせてきたのです。
その貯金や基金が底をつきつつあることも、明らかでした。
議会でも、県財政の状況は知事が言っているより危機的な状況ではないか、来年度予算が組めないのではないか、といった質問がされてきました。
その時には「何とかがんばりますー」みたいな答弁だったのに、なんで今になって?!というのが率直な感想です。
が、来週の月曜日には、知事が方針を示されるそうなので、まずはそれをお聞きしたいと思います。その方針の下に、9月頃を目途に基本的な考え方をとりまとめるそうです。
私からは、議会がしっかり議論・検討できるように、十分な情報公開や資料提供をしてほしい、という要望をした上で、示された試算のトレンドや数字について、少し細かい質問をしました。
議員・議会の責任も問われていると痛感しています。