被災地フロントライン研修 初日

2011 年 5 月 24 日 - 10:00 PM by ICHII

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被災地フロントライン研修 初日いっちょの道

朝、仙台を出て盛岡に向かう。東北自動車道の路面が一部、波打っていました。

盛岡駅前でレンタカーを返し、三陸鉄道の金子さんと合流。
ここから、三陸鉄道「被災地フロントライン研修」です。

きっかけは、壊滅的な被害を受けた三陸鉄道が、何か仕事を作ろう、被災地の役に立とう、という思いで研修を企画した、との報道を見たこと。
電話で問い合わせをしたところ、大変、前向きに対応していただきました。
いわゆる「視察」は迷惑なのではないか、ただ行っても意味がないのでは、と考えながら、現地に思いを馳せていたので、「ぜひお越しください。」という赤沼さんの言葉に、迷いを捨ててお願いしました。

ジャンボタクシーに乗り込み、準備していただいた資料や地図を受け取る。
作業の邪魔はしない、住民の感情に配慮する、といった注意を、自身も被災者である金子さんから聞く重み。

陸前高田市に向かいながら、被害の状況などをお聞きしました。
鉄道の被害はもちろん、金子さんは水産業についても詳しく、現地の状況の凄まじさが言葉の中から立ち上がってきます。

ずっと山間部を走り、陸前高田市に入ってからも、回りは山で・・と思っていたら、
急に、全く突然に、窓の外の風景が変わりました。
川を遡上した津波に破壊されたのです。
衝撃に、息をのんで見つめているうちに、市街地に入り。
言葉がありません。
何も、なんにも、ない。

涙しか出ませんでした。

続いて、大船渡市、釜石市、大槌町、山田町、そして宮古市へ。
大船渡では、NPOの岩城さんからお話を伺いました。
「ぜひ多くの方に経験を伝え、それぞれのまちで活かしてほしい。」
強い風の中、今は跡形もなくなってしまったJR大船渡駅前で、岩城さんがおっしゃったこと。

自治体により、地形や行政の取り組み方などに違いがあり、被災状況やまちの様子、作業の進み具合などが大きく異なっています。

宿に着いて、地元の伊藤勢至県議からお話を伺う。
たくさんの資料と、貴重なお話と、なんとお土産も!

宿は、当初は避難所になっており、今は全国の都道府県警察官や建設作業に従事する方などの宿舎でもありました。先日、一般宿泊の受け入れを始めたばかりとのこと。
支援への感謝の言葉が大きく掲示されたホールで、皆さんと一緒に食事(もちろんセルフサービス)をとり、22時消灯で、就寝。

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