定例県議会閉会の日に
2011/03/16 水曜日 - 23:22:28 by ICHII2月定例県議会が閉会しました。
4年の任期の最後の議会でした。
(この国難の時期、必要があれば、議会を開いて、最大限の取り組みをすることになるでしょう。)
日本が未曾有の災害に見舞われている今、国政も県政も、一致して立ち向かうべきだと思います。
そういう思いで急きょ会派として提出した意見書案が否決され、一方、政局に関わるものが発議され、採択されたのは、残念です・・。
2月定例県議会が閉会しました。
4年の任期の最後の議会でした。
(この国難の時期、必要があれば、議会を開いて、最大限の取り組みをすることになるでしょう。)
日本が未曾有の災害に見舞われている今、国政も県政も、一致して立ち向かうべきだと思います。
そういう思いで急きょ会派として提出した意見書案が否決され、一方、政局に関わるものが発議され、採択されたのは、残念です・・。
地域の方のお話を聞いていると、多くの町内会で、支援の募金を集めよう、といった動きがあるようです。
隣近所の皆さんが、自分たちができることをしよう、とお互いに呼びかけ合い、話し合って輪が広がっています。
岡山の思いが形となって、早く被災者の方たちの役に立ちますように。
この度の地震について、岡山県もいくつかの対応を始めています。
消防防災ヘリは今日の早朝、岡山空港を出ました。宮城県で活動するそうです。
緊急消防援助隊37隊149名も派遣されました。
県内の病院から災害派遣医療チームが続々と現地へ向かっています。
ボランティアなどについては、現地の状況を見ながら、今後の対応です。
現地の求めを把握しながら、また阪神淡路大震災等の経験を顧みながら、最大限の対応を!
目を疑うような災害が起きました。
岡山からできることを考え、早急に行っていかなければなりません。
まず、先ほど、被災者支援のための募金活動を行うことを決めました。
どうぞ皆さんのご協力をお願いします。
13日(日)には、街頭募金活動を行います。
天満屋岡山店前にて、12時半から。
なお、今日は環境文化保健福祉委員会でした。
JFEケミカル株式会社が排ガス中のばいじん濃度を実測していないのにしていたように記録していた件と、岡山県愛染会の今後のあり方などについて、後日、改めて書きます。
今日は行財政改革・道州制等特別委員会。今期の最終回でした。
行財政改革の取り組み状況や行財政構造改革の効果額については、色々な質問や意見が出ました。
行財政構造改革プランを達成できるかどうか、定数削減と歳入確保にかかっている状況です。
歳入確保は、新しい取り組みがいくつもなされていますが、その今年度の効果額は、
・自動販売機等の設置に納付金制度の導入(拡大):8000万円
・県の封筒などへの広告掲載(拡大):200万円
・県庁食堂のスペースの賃料(6月から):200万円
・県庁と県営グランドの駐車場有料化(9月から):1300万円
・県有施設の使用料の値上げ(9月から):2500万円
・数字選択式宝くじのATMでの販売(拡大):4700万円
などだそうです。
最終的には、こういった取り組みで10億円、県税収入率を98%までアップさせることで20億円、
そして、超過課税等で20億円、合計50億円をめざしているとのことです。
超過課税について具体的な言及があったのは、初めてです。
再来年度(2012年度)予算に入れようと思ったら、かなりのスピードで県民の皆さんの理解をいただき、準備を進めなければなりません。内容や進め方などについて質問しましたが、言えることはまだない状態だそうです。
税制懇話会で検討してもらう考えだそうですが、十分な議論が必要だと思います。
財源が足りないので、特定目的のための基金から250億近く借りていたのですが、税収や交付税が増えたので、今回の補正予算で一気に132億円返し、残高を55億まで減らすことになっています。
収入が増えた分を借金の返済に充てるのは、歳出を増やすよりいい考えだと思いますが、
であれば、農地開発公社の借金の肩代わり15億弱も、借金じゃなくてそのお金で払う方がいいんじゃないかな・・。
県から市町村への事務・権限移譲について、県の仕事を減らしてスリムになるためではいけない、という意見が出ました。
「住民に身近な事務は、できる限り市町村で行う」という理念に基づいて、市町村が実情に合ったサービスを提供できるようにするための取り組みであることを、市町村や住民の皆さんに十分理解していただけていない、ということなのでしょう。
伝える努力と、単独の市町村でなくても、事務組合など多様な形を考えていけるように、地域主権の実現に向けて進んでほしいです。
今日は一般質問の最終日でした。
その大トリで登壇されたのが、わが会派の長瀬泰志議員。今期で引退を決められています。
JFEのご出身で、産業政策には一家言ある方なのですが、今回は中小企業の振興対策を取り上げられました。例えば製鉄業がどんなに多くの中小企業に支えられているのか、という思いを込めた質問でした。
また、最後に、県民と県政のパイプ役として、分かりやすく興味を持ってもらえる議会であるべきだ、と訴えられました。
そのために、具体的には、一問一答方式の採用と、政務調査費の領収書の全面公開の実現を主張されました。
これまでご一緒に取り組んできた課題です。引き継いで実現できるよう、がんばりたいと思います。
今日も一般質問が継続。
今日の最後に登壇した吉田政司議員も、今期で引退されます。
最後の質問は、中山間地域問題とふるさと雇用再生特別事業の成果等を取り上げられました。
こう書くと固そうというか、分かりづらいですが、
中山間地域問題について、再質問に立ち、「難しいことは分かっていますが、それでも取り組まなければならない問題だと思います」と訴えられるなど、
吉田議員らしい、弱いところに光を当てよう、という思いの感じられる質問でした。
質問の最後の、
「3期12年を振り返ると、執行部から『それはできません』と明確に理由をつけて答弁されることばかりでした。しかし、今は混迷した時代で、従来通りではうまくいきません。何とかしよう、という思いで取り組んでいただきたい。」
という言葉、印象に残りました。
同じ選挙区、同じ学区でご一緒することも多かったので、本当にさびしいです。
今日は一般質問2日目。
任期最後、ということを意識した質問が多かったように思います。
以前の質問のその後、であったり、地元の課題を総括的に取り上げたり、自らの政治信条や理想を全体的に語ったり・・。
私も、自分の4年間を振り返り、まだまだ課題があるなぁ、引き続きフィールドに立ちたい!と強く思いました。