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一般質問 2009年6月議会

質問風景

議事録を読む。(岡山県議会HPへ)

児童虐待対策について

この10年で、児童虐待についての社会の中の理解はずいぶん進みましたが、虐待事例は複雑化・困難化しており、虐待件数そのものも増加の一途をたどっています。 通報を受けた児童相談所が、子どもを保護すれば問題が終わるというわけではありません。
また一方で、虐待を親の心理的な問題とする考え方が広がっていますが、実際には、貧困(低所得)などの社会経済環境による側面も大きく、対策のあり方そのものを見直す必要もあります。 そういった問題意識を踏まえ、児童相談所の現場の声を聞いて質問しました。

質問
児童虐待と貧困や社会的資源の不足との関連性を示す調査や研究がいくつかありますが、本県においても、子どもを取り巻く環境の実態を把握するために児童相談所が扱ったケースについて調査、分析する必要があるのでは?
知事:
OK
被虐待児童の家庭環境等の実態は、内部資料として必要な把握・分析を行っており、関係機関等と情報共有しながら児童虐待防止の取組に活用していきます。


質問
県が作成した「子どもが心配チェックシート」は、他県からも高い評価を受けていますが、今後、これをどう活用していくのですか?
保健福祉部長:
GOOD
既に活用法等についての研修を実施しましたが、今後は使用結果の蓄積を行った上で、評価や修正を加えながら、各市町村等にも有効活用を呼びかけていきます。


質問
児童相談所の職員の年代による数や経験の差を埋め、それぞれの経験を実践につなげていくための、段階的・体系的な研修が必要ではないでしょうか?
保健福祉部長:
GOOD
職員の能力向上は重要であり、今後、職種別の研修や実務経験に応じた段階別の研修を実施するとともに、児童相談所の現場において必要な研修を企画・実行していきます。


質問
4月の岡山市の政令市移行に伴い、岡山市にも児童相談所が設置されました。子どもの側から見れば管轄の違いは関係ないので、今後とも、密接に連携を取りながら子どもたちの支援を進めてほしいと思いますが、いかがですか?
知事:
GOOD
児童虐待への対応は切れ目のない支援が必要であり、今後とも、児童虐待に関する諸課題について、岡山市とともに検討を行うなど、更なる連携を図っていきます。


・質問のその後「うれしい成果が出ました!」

児童虐待についての質問を受けて、県では「子どものための総合情報システム」を予算化し、前向きに取り組んでいます!全国からも注目を集めているそうです!

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補正予算について

この補正予算は「国からたくさんお金がもらえるので、来たら全部使います」という予算です。しかし、国から来るお金も私たち国民の借金でまかなわれており、ムダな使い方は許されないものではないでしょうか。
また、知事が財政危機宣言をしたのは、わずか1年前のことです。県民の皆さんに痛みや何らかのご負担をお願いし、「財政構造改革元年」がスタートしたばかりのこの時期に、大規模な財政出動をしていて、本当に大丈夫なのでしょうか。

質問
総選挙の結果、政権交代が行われれば、予算や政策、地方財政のあり方が大きく変わる可能性もある中で、国に振り回されることのないよう、先を見通した財政運営を行うべきでは?
知事:
GOOD
地方交付税等が一方的に削減されることがないよう、全国知事会等と連携しながら、国に対して強く働きかけていくとともに、向こう10年の長期試算を節目ごとに見直しつつ、先を見越した財政運営に努めてまいります。


質問
今回の補正予算で計上された公共事業を実施すると、2004年度予算以来ずっと守られてきた公共事業のシーリング(予算要求上限)がついに破られてしまいました。経済対策とはいえ、どのような考えでこれだけの規模の公共事業を行うこととしたのですか?

再質問
平成8年の知事就任以来、ずっと減らし続けてこられた公共事業を今回の補正予算で増やしてしまったことを、どう考えているのですか?
知事:
BAD
検討を重ねた上で最終的に決断したものであり、県民の皆様の支持が得られるものと考えています。


質問
1月補正予算では、公共事業に伴う市町村負担金を求めていなかったのに、今回は求めています。なぜ、判断が異なっているのですか?
土木部長:
BAD
1月補正時には、市町村が負担金を支払うための予算措置が間に合わないと判断したからです。今回の6月補正予算に伴うものは工事内容等と合わせ、丁寧に説明していきます。


質問
今年度中に行政評価システムの基本方針や工程表等を策定するとのことですが、新たな評価システムでは、今年度の事業は全くチェックを受けないこととなってしまいます。せめて、補正予算の事業は、新たな評価システムの試行対象とするなどして検証してはどうでしょうか?
総務部長:
GOOD
来年度は、評価システムの設計に取り組み、制度の試行について検討しているところであり、その際にはご提案の内容も参考とさせていただきます。

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