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一般質問 2007年9月議会

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議事録を読む。(岡山県議会HPへ)

・ひとり親家庭を支援する施策

「父子家庭は母子家庭に比べて支援策が手薄い」という声を何人もの方からいただいたことからスタートしました。調べていく中で、経済的な支援策は母子家庭に限定されていること、逆に家事援助は母子家庭に薄いとか、いまだに「母子・寡婦福祉」という40年以上も前の名称が使われているといったことが分かってきました。そこで、ひとり親が父であるか母であるかによって、その家庭や子どもが受けられるサポートが異なるのはおかしいのではないか、そのためにも施設の名称や情報提供に工夫が必要ではないか、という問題意識で質問しました。

質問
施策・事業の名称に「ひとり親」という言葉を統一的に使っては?
知事:
BAD
統一的に「ひとり親」という言葉をつかうことは困難です。


質問
施策・事業の対象が母子家庭のみ、あるいは父子家庭のみに限られているものについて、一人親全体に拡大しては?
知事:
BAD
ひとり親家庭全体に拡大することは考えておりません。


質問
様々な悩みや困難を抱えて不安定な状態に置かれがちなひとり親家庭の相談・交流活動を充実させるための対策は?
保健福祉部長:
GOOD
相談事業を行う「母子」自立支援員の呼称も含めて検討するなど、現在利用が少ない父子家庭も利用しやすい工夫をしてまいります。


質問
せっかくのサービスが必要としている人のところに届かないのでは意味がありません。利用する側に立った情報提供の工夫は?
保健福祉部長:
OK
県では、ホームページに支援施策を掲載し、市町村では、パンフレットや広報紙等で制度の周知を図っています。今後とも、市町村との連携を図り、種々の広報媒体を活用してまいります。

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・子どもの健康に影響を及ぼす化学物質対策

子どもは体が小さかったり、成長途中であるために、有害化学物質に対するリスクが大人より高いのです。子どもたちを守るために、まだよく分からないことも多い分、後で悔やむことのないように予防的に取り組んでほしい!という思いを込めて質問しました。

質問
子どもの健康に影響を及ぼす化学物質対策について、県の方針は?
知事:
GOOD
化学物質による子どもへの影響の低減について配慮することは、大人の責務と考えておりまして、私といたしましても、国の動きも注視しながら各種施策を計画的かつ総合的に推進してまいりたいと考えております。


質問
「化学物質の子どもガイドライン」を策定されてはいかがでしょうか。リスクコミュニケーションや環境教育、庁内の関係部署の情報共有や横断的な連携の強化にもつながるのではないでしょうか?
生活環境部長:
GOOD
化学物質の正しい知識を普及することが重要と考えております。子どもにも配慮した生活の中での化学物質対策について、関係部局と連携し、ガイドブック等として取りまとめ、広く県民・事業者等で活用されるよう努めてまいりたいと存じます。


現在、来年度予算に入り、新規事業として実現することになっています!

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・学校図書館の充実

私は幼い頃から本を読むのが大好きで、本や図書館の思い出がたくさんあります。今の子どもたちにとっても、学校図書館が楽しく居心地のいい学びの場であってほしいと心から願っていますが、本の数、質、そして子どもたちをサポートする司書の先生が足りない!市町村によって格差がある!のを改善すべき、という質問です。パネルを使ってアピールしました。

質問
学校ごとの図書館の図書標準(蔵書数の目標)達成状況の平均値を県内市町村別に調べてみたところ、パネルのように市町村によって差があります。全校100%以上の達成率を実現するための取り組みは?
パネル「図書標準達成状況(平均値・小学校)」
パネル「図書標準達成状況(平均値・中学校)」
教育長:
OK
基本的には市町村教委が取り組むことでございます。今後とも、市町村教委に対して積極的に働きかけてまいりたいと存じます。


質問
現場からは、状態の悪い本や情報が古くて使えない本がある、という声も聞かれます。様々な目的に合った本が揃っていることも必要です。図書の質の面から見たあるべき姿とその確保の方法は?
教育長:
OK
校内に選定委員会を設け、子どもの意見も反映させながら図書を選定するとともに、蔵書状況に応じて更新することも大切であると考えております。


質問
図書館の機能がきちんと果たされるためには、「司書の先生」の存在が不可欠ですが、県内に専任の司書教諭は配置されていません。学校司書についても、パネルのように専任で全校配置されている自治体はわずかです。今後の取り組みは?
パネル「学校司書配置状況」
教育長:
OK
司書教諭が職務を十分に果たせるよう指導してまいります。司書の配置は市町村が判断されることであり、今後とも市町村教委に働きかけてまいりたいと存じます。

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・ネットいじめ

最近、インターネットや携帯電話を利用した新たないじめが見られるようになっています。このネットいじめは、いじめた相手がわかりづらく、逃げ場がないなど、より深刻ないじめです。

質問
緊急に対策が必要と考えられるこの問題について、教職員、保護者、児童生徒に対する取り組みは?
教育長:
GOOD
提言や実践事例集を各学校へ配布するとともに、担当者会で指導の徹底を。保護者にリーフレットを配布し、対応の仕方等について周知を。子どもに対しては、メール等のいじめが自殺に追い込んだり、犯罪になりうることについて十分認識させるなど、情報モラル教育と併せて、指導の充実を図ることとしております。


質問
コンピューターや携帯電話を取り上げられたくないから、あるいは、大人には分かってもらえないと感じて、ネットいじめにあっていることを相談しない子どもがたくさんいます。まず、ネットいじめという新しい概念が多くの人に知られるための啓発が必要では?
教育長:
OK
知事部局や警察の関係課、市町村教委とも連携して、県民に働きかけたり、PTA研修会でも取り上げていただくなど、県民の意識を高めてまいります。

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・近世岡山の文化・土木遺産群の世界遺産登録の推進(岡山藩郡代津田永忠の事績)

質問
世界遺産に登録されるためには、人類の足跡と関わる世界史的な意義が重要です。岡山の農業・土木遺産群には、水田耕作に伴う独特の技術の発展と発信があります。世界遺産登録の実現に向けての、学術的な研究の推進は?
教育長:
OK
今後とも大学の研究者等の協力を得ながら、登録に向けての学術的な調査・研究を進めてまいります。


質問
世界遺産登録のための重要な要素として、住民の熱意や盛り上がりも挙げられています。県民と協働して世界遺産登録を推進するための取り組みは?
教育長:
OK
民間の活動と協働して、資産の価値や重要性について、県内外に周知を図り、世界遺産登録に向けての気運の醸成に努めてまいります。

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